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27日 4月 2014

今、注目の超小型コンピュータたち (10) CuBox-i でメディアプレーヤーXbian を楽しむ

2014年4月時点では、CuBox-i1には非対応となっています。

「CuBox向けのXbianはまだ一般で使うほどにこなれていない。まだまだ改良中です。バグ情報はフォーラムでトラッキングされているので、自分もバグ取りに参加しながらいっしょに育てるというようなつもりで楽しんでもらいたい」と、言おうと思っていたのですが、今回のレビュー対象のビルド、xbian-20140315-cuboxi.img.xz (Apr 19th 2014時最新)を今回検証したらその出来ばえにびっくりでした。かなり普通に使えるではありませんか。例えばリモコン操作をカチャカチャしているとおかしくなったり、再生速度が急に早まったりとか細かなところではバグらしいことがあります。それでもほとんどの実用には問題ない。

 

インストールするにはイメージのダウンロードをします。1.5G程度のファイルで、.xz圧縮されているので、.imgファイルに解凍してSDにフラッシュします。SDは4GB以上のSDを用意する必要がある。本体にSDを挿して前のLEDが光ればSDはちゃんと書かれている証拠となります。

最初の起動時には少し時間がかかるが、これは、マウントされているドライブなどをスキャンしているからです。miniUSB経由のシリアルのコンソールは使えないが、イーサ経由のSSHコンソールは使える。割り当てられているIPアドレスがSYSTEM menuのSystem infoから分かる。デフォルトでは、ID=xbian, pass=raspberryとなっている。configから種々のパラメータを設定できる。rootパスワードの変更や、イメージをSDの容量に合わせてリサイズすることもできるようになっている。実に親切です。

 

 
SSHからコンソール接続できる
SSHからコンソール接続できる
最初に起動したところ
最初に起動したところ
各種のビデオ、pluginも大丈夫だ
各種のビデオ、pluginも大丈夫だ
AAC音声もOK.音声はHDMIの他、SPDIFも有効
AAC音声もOK.音声はHDMIの他、SPDIFも有効

オーディオの出力はHDMIだけでなくS/PDIFにも設定が可能となっている。

GeeXboXの時にリモコンを使えるようにする方法について書いたが(「GeeXboxをTVのリモコンで操作してみる」)、このXBMCでも同様に使えるようになっている。設定の仕方も同じですが、間違えないように再度Xbianにあわせて書いておきます。概念などは先の記事をご覧ください。

TV側でCEC(HDMIを通じて繋がれた他の機器の操作をすること)が使えるものであればこれを使うこともできる。要するに、CuBox-iではなくTVリモコンをTVに向けて使うことでXbianの操作ができるわけです。

XbianではBluetoothをサポートしているとのことだが、CuBox-iの今回のビルドではBluetoothは動作していなかった。次のリリースでは動いているかもしれない。ただし、キーボードなどに使うもので、スピーカーにつなぐものではないらしい。ここは是非に対応があると嬉しい。

リモコンを使えるようにするためにまず最初にすることは、/etc/modules-load.d/の下にremote.conf

というファイルを作成します。

このファイルには、 /lib/modules/3.0.35-gb2e8f7c-dirty/kernel/drivers/media/rc ("3.0.35-gb2e8f7c-dirty"は、バージョン次第で適宜変更する)のフォルダ内に準備されたモジュールの名前を入れます。例えばこんな風です。すでに使用するものが1種類でNECフォーマットなら1つを記述すればそれでOK。

     ir-nec-decoder

     ir-sony-decoder

     ir-jvc-decoder

     ir-rc5-decoder

     ir-rc6-decoder

作成したファイルは /etc/modules-load.d/remote.conf

にします。必ずcatして確かめながら進めましょう。これが確認できたら一旦モジュールをカーネルに組込むためにコマンドからrebootします。

 

さて、立ち上がったらリモコンのコードを読み取る作業に入りましょう。
rootでログインしなおしたら以下のコマンドを打込みます。
 sudo service xbmc stop
ir-keytable -t
 
この状態でCuBox-iの前面の赤外入力に向けてリモコンのキーを押します。以下のような表示がでてくれば成功です。
event MSC: scancode = 72cd5c
 
 
スキャンされたコードは、押されたボタンに振り当てられたユニークなものです。このコードを使ってファイルにしていきます。
ファイルには自分の好きなファイル名(例:mycustomremote)をつけて /etc/rc_keymaps/フォルダの下に作ります。
/etc/rc_keymaps/mycustomremote が確認できたら、vi で中身を編集していきましょう。
ファイルの中の構造はこのようになります。
(mycustomremoteは自由に名前をつけられます、以降の作業では付け替えた名前で置換えてください)
 # table mycustomremote, type: NEC
 0x72cd5c      KEY_ENTER
 0x72cd1c      KEY_LEFT
 0x72cd48      KEY_RIGHT
 0x72cd44      KEY_UP
 0x72cd1d      KEY_DOWN
 
最初の行にはリモコンのフォーマット名を記述します。(例えばHITACHIのリモコンでもHITACHIではなくフォーマットのNECを記述します。なお、先に作成したremote.confにそのフォーマットが入っていなければなりません)
 
次の行には各ボタンのコードを1行毎に記述します。ir-keytable -tで表示されたコードの頭に0xをつけて、その後にボタンの名前を記述します。ボタンの名前は有効な名前である必要があります。
 それでは、リモコンのテストにはいりましょう。以下のコマンドを使います。
ir-keytable -c -w /etc/rc_keymaps/mycustomremote
ir-keytable -t
そしてリモコンのボタンを押してみましょう。このような表示がでてくるでしょう。
event MSC: scancode = 72cd5c
event key down: KEY_ENTER (0x001c)
スキャンコードの他に押されて認識されたキーが表示されていますね。認識された名前が表示できていなければ先ほどのリモコンのファイルを見直します。
 
意図したボタンがすべて確認できたら、最後に /usr/bin/change-rc ファイルを開いて変更を加えます。
 #KEYMAPS="hauppauge"
となっている部分を自分でつけたファイル名に書き換えます。行頭の#も取ります。(すべて確認後に再度キーの追加をするときにはここに再度#をつけて前のステップへ戻り、キーをスキャンし直します。)
 KEYMAPS="mycustomremote"
 
これで準備は終わりました。
Xbianをリスタートして動作の確認しましょう。
 
sudo service xbmc start
 
tagPlaceholderカテゴリ: Cubox-i, Kodi, Xbian, コラム

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