SolidRunでは、ハードウェアを用いてOSSコミュニティを推進していくことがエコシステム全体を前進させる1つの鍵であると常々感じてきました。 Aarch64SystemsReadyプラットフォームとして最大コア数となるHoneyComb(NXP LX2160Aベース)を最初に発売したとき、ファームウェアへの準拠だけでなく、メインラインカーネルに受け入れられるオンボードネットワークコンプレックスのACPIサポートを取得するなど様々なことに、多大な労力を必要とすることがわかりました。
これらのこまごましたことやドライバーサポートが最終的にメインラインにインクルードするのが近づいたころ、コミュニティ開発者からのサポートが大きくなるのを実感しました。彼らは我々のワークをさまざまなディストリビューション用にパッケージ化して、他の開発者がわずかな労力で、ハードウェアの全機能を簡単にインストールして利用するメリットが享受できるようにしてくれたのです。
FedoraMagazineにJohnBoero著「Fedora Aarch64 on the SolidRun HoneyComb LX2K」が掲載されました。彼は、デフォルトのカーネルではまだ利用できないすべてのパッチを含むカーネルパッケージをCoprリポジトリへリンクしており、ハードウェアの立ち上げについては完全にカバーしています。
また、最新のUbuntu安定版イメージに向けて作業を行った初期開発者の1人であるLiz Fong-Jonesの記事は、ここにあります(記事名:First experiences with Honeycomb LX2K)。これらのコミュニティでは、OpenSuse、Alpine、Void、Debian、CentOS Stream、NetBSD、FreeBSD、OpenBSDといった主流のディストリビューションのサポートに多くの作業が費やされています。
SolidRunは、世界中の開発者コミュニティに手頃な価格のSystemsReadyプラットフォームを提供することで、arm™およびNXP™とコラボレーションできることを誇りに思っています。ハードウェアを開発者の手に委ねることで、開発者はバグを修正し、標準に準拠したハードウェアについて学び、新しいハードウェアが市場に出たときにすぐに使用できるようにエコシステムを準備することができます。